こんにちは。ゆりりうすです。
昨日、娘の中学校からメールで、コロナが5類に引き下げられてインフルエンザも流行っているから十分気をつけてください。と書いてあり、「?」でした。だって、娘達は未だにマスクを強要され、給食も黙食で隣のクラスに行くことも出来ません。これ以上、何をどうしろと?
すみません。いきなりアグレッシブでしたか?実は、少し前SNSでちょっと気になる記事を見つけたので、考えてしまうことが多くなり、今日は思い切ってそのお話を書こうと思います。
今日のお話はワクチン接種です。
4月に芸能人の方が、子供が生まれてから様々なワクチンを然るべき時期にしなくちゃならないから大変だよね、という話を書いていたんです。そしたら、その反応が「そうだよね。」というのと「みんなやっているんだよ、芸能人だからって甘いんじゃないの?」っていう意見に真っ二つに割れて、結構ビックリしました。
そう、確かに子供のワクチン接種は必要で時期も決まっているのだけれど、どの家庭でもそれがこなせるとは限らないなあ、と思いました。
私の場合は長男の時が、あまり私の具合が良くなくて外に行けない感じで、旦那も仕事に忙しかった。一緒に住んでいた母親は「私には、それは関係無いこと。」という人だったので、誰にも頼ることが出来ず、入学前検診の時、息子のワクチン接種のあまりの少なさに、沢山の子供とお母さん達がいる前で、良く知っているお医者さんに、「どうしてちゃんとやらなかったのっ!!」って凄い勢いで怒鳴られて、ビックリして落ち込みました。ロビーでしょんぼりしていたら、保育園で普段全く仲良くなかったお母さんが「大丈夫?」と声を掛けてくれて「心配しなくても平気だよ。」って言ってくれて、ずいぶん救われました。
後で追加という形で、ほとんどのワクチン接種を終えることが出来たけど、でも実際その時期に出来ない人もいて、初めての子だったりすると、勝手が分からないから自分を責めたりすると思います。私も本当に後になって考えてみると、あのお医者さんがあんなに怒鳴る意味が分からないし(ただでさえ、お母さん達は不安なんです)、もっと親を安心させてくれるやり方が無いのかなあ、と思います。
あと、今は子供を保育園か幼稚園に入れている家庭が多いと思うけど、集団の中にいるとしょっちゅう何かしらの菌を持ち込んでいて、ワクチン接種の予定の日に体調が良いことの方が稀ですよね?
おまけに、その怒鳴ったお医者さんの所に予約を取って息子の体調、私の体調も万全な時に行ったら、あっさりと先生に「あっ、今そのワクチン切らしているわ、また次ね。」と言われ、二度とそのお医者さんの所に行きませんでした。
長男が小学1年生の2学期から、今の所へ引っ越して来たのですが、ここのお医者さんは息子の母子手帳に書いてあるワクチン状況を見て、「じゃあ少しずつやっていこうか。」と一緒に計画を立ててくださり、ほとんど無理せず出来ました。前の医者の人格を疑います。
前の芸能人の方に厳しいことを言われた人は、本当に忙しい時間を遣り繰りして頑張った偉い人だとは思うけど、どうか出来なかった人や、パニックを起こしている新人ママをあまり責めないでほしいと願ってしまいます。
ちなみに、2番目と3番目の時は、相当無理して頑張ってワクチン接種したけど。
だからですね、出来た人、出来なかった人が割れていがみ合うのではなく、この問題はもっと上の方、自治体とか、厚生労働省の人とかも巻き込んで、みんなにとって無理なく出来る体制を作れば良いのになあ、と考えてしまいました。お互い揉めなくていい。困ったら、もっと上の人達に訴えてもOKだと思うんですよ。その為に税金を払っているんですから。これは私達が無理する問題ではないと思います。
そして、あまり協力的でない私の親世代は、実は自分達でワクチン接種なんかしていないんですね。そう、集団予防接種があったから。それから、若めのおばあさんはワクチン接種の大変さを知っています。なので、その人達も巻き込んでいいとさえ思います。
もちろん、その集団予防接種に色々問題があったから、今個人になっているんでしょうけど。それなら、困っている親を漏れ無く救ってくれる制度を上の人達が考えてくれると嬉しいですね。
そうでなければ、子供を産むとそんな大変な事が待っているのか、とますます子育て世代が少なくなってしまいますよ。「異次元の云々」を言ってくださるのなら、ぜひこの問題も取り上げてほしいです。
ちょっと今日のゆりりうすは怒り気味ですね。でも実際、苦労したことだったので、お話させてもらいました。
じゃあ、最後に私の子供の頃の予防接種の話で、明るく終わりましょう。
保育園の頃から、集団予防接種がありました。ある日、注射をした兄が泣いてしまったんですね。その段階で先生が「あら、ゆりりうすちゃんは?」ということになり、探され、捕まり、しっかり注射をされました。私の完全犯罪は阻まれました。兄が泣かなかったら、ミッションコンプリートだったのに。こういうのんびりした時代でした。
ところで、ゆりりうすがやっている「良かった探し」をやっているアニメがあるんです。長男から薦められた「スキップとローファー」というタイトルのアニメで、主人公が特別可愛いわけでも華やかなわけでもないけど、悪意というものから遥か彼方にいる感じの素直な女の子で(頭がいいけど)、高校で関わった子がみんな段々彼女を好きになっていくんですね。そう、彼女もポリアンナなわけです。いいですよ。糖度50%、面白さ50%でお勧めです。和んで下さい。