こんにちは。ゆりりうすです。
私がうんと若い頃、日本では男女雇用均等法という法律が出来ました。でもそれ、この間まで勘違いしていました。男性も女性も同じように働けるってことではなくて、男性も女性も同じように会社に採用されるってことだと、旦那に教わりました。
ふー、なるほど、125位なわけですね。がっかり。
もちろん世界中で、女性に生まれたが為にとんでもなく酷い目にあっている人もいるわけで。それよりも“マシ”なんですけど、“マシ”っていうだけで、女性の地位向上は遅々として進みません。
旦那や息子達には悪いけど、私と娘ははなから詰みな状態で生まれて来たと思わざるを得ない。もう女ってだけで、一段低く見られてる気がします。もちろん、「その方が気楽だ、面倒なことをわざわざしたくない。」って女性もいるので、そこが難しいところなんですが、少なくとも私はその状態が嫌です。かなり時間がかかるとは思いますが、今に、男性とか女性とか、そんな理由で自分が自由にやりたいことが出来ない世の中じゃ無くなるといいな、と思います。
私の母は同じ絵本作家なのですが、若い頃から、男性の作家が「書けない。」とか言うのを聞くと、「別に、家事や育児をやりながらってわけでもないのに、どうして出来ないのか?」とよく怒っていました。そして、「男に生まれたかった。」とも言っていました。
本当にね、私達よりも先輩の女性の方達は、よく頑張って1人で何人分も働きながら、道を切り開いて来たんだよな、と思います。感謝感激です。
でも、何だか最近、また道が逆戻りしているように感じてしまっているのは私だけでしょうか?
これは女性問題だけに止まらす、LGBTQの人も夫婦別姓を望んでいる人も、みんななかなか道が開けて来ない。何が邪魔しているんだろうと思います。
大体皆さんお分かりだと思いますが、それをしたくない人の方が、圧倒的に多いんですね。マジョリティの人々。
私は色々な考え方が、ほぼマイノリティ側です。
政治家のおじさん、おじいさん達は、のらりくらりとかわしながら、この世界を変えたくないようですね。これは困ります。
それでいながら、不自由を感じているマイノリティ側に同等な権利はあげたくない。でも、取るべきものはガッツリいただきますよ、という態度。
そんなのないよな。時々、間違っている人がいるけど、民主主義って、多い方の意見が通ることではなくて、そうでない意見の人が1人でもいたら、最後まで話し合いで決めると、そういう事なのですが。私はそう理解していましたが。
国民の声を聞くと、言っていた人の顔をジロジロ見ていると、何だかどこも見ていない目をしています。マンガで言うと、目にハイライトが入っていない。
では、125位よりも上の国はもっとマイノリティに優しいかと言うと、そこも違うなあ、です。例え1位の国であっても、まだまだ差別がないわけじゃない。でも、この世界では1位なんです。
昔々は、女性も家畜も同等な扱いだった時代もあります。それほど昔ではなくても、母が小さい頃は、まだまだ女性がお金の為に女衒に渡されて、売られていました。選挙権を持ったんだって100年も経っていませんよね?
文明がどんどん進み、私達の生活は驚くほど変わりました。こんなに文明が進んでも、人の考えはそう簡単には変わりません。あるいは、変えられません。もっとみんなの意識が上がると嬉しいんですけどね。
私の中学生の娘は、恋愛も結婚も出産もしたくない、と言います。それは上級国民の娯楽に思える、と言いました。
こうなると、もう女性問題だけじゃないんだけど、みんなで「やーめーてー!」と言っても、偉い人はわざとなの?というくらい反対のことをします。この国、大丈夫でしょうか?大丈夫じゃないですよね。もっと大声を出して、聞いてくれないのなら、こっちも聞きません!というところを見せないといけないなあ。
インドでは、未だに花嫁が焼かれます。
フランスの女優さんも、まだまだあるセクハラに声を上げています。
クルド人の女性兵士は世界で1番恐れられています。どうしてだか分かりますか?女性兵士に男性が殺されることほど、男にとって不名誉なことはないからなんです。
とってもアンバランスな世界。うんと出っぱって、うんと引っ込んで、でこぼこです。ちっとも平らじゃありません。
ゆりりうすは、こんな世界でも、ちょっとでも「良かった探し」をしたいのです。少しの希望があれば、それに光を当てたい。
日本で今、若い2人の天才がいます。そう、皆さんよく知っている大谷翔平さんと藤井聡太さんです。2人共男性です。そして2人のいる世界は、女性が逆立ちしても、男性よりも上がることが出来ない世界です。
いつになったら、みんなが笑い会える世界が出来るのかな?100年先?200年先?出来れば、自分が生きている間が良いけれど、難しいですかね。
みんな女から生まれてくるのに。どんな人でも女から生まれてくるのに。木の又から生まれてくる訳じゃないのに。
私が次男を産む時、少し難産でした。産み終わった後、助産師さんが「女の体はむごいね。」と言って泣いてくれました。
よく一生のうちに、ほとんどが大変で、だから時々良い事があると凄く嬉しいんだよ、っていう人がいますが、沢山良い事がある人生を送りたいと思いませんか?まだ人類がやったことのない世界です。
それを望むのは我が儘ですか?謙虚ではありませんか?悲しいニュースが流れてくる度に、私は弱い側の見方でありたい、と強く決意します。
それは馬鹿な平和主義者ですか?でも、そういう理想を掲げられなくなったら、終わりだと思います。
これは夢想ではありません。理想です。人間に生まれたんです。他の動物と違うところは、理想を掲げられることが出来るのが人間だ。そんな風に、日々考えています。そして、女性に生まれるのは詰みじゃないと思いたい。
本日は、とっても真面目なゆりりうすでした。